無料ケータイHP

サイトマップ

home pageマークがホームページ
edit pageマークが現在のページ

第3回 休日の使い方 2/2

[Image]
やつから、あややに宛てたメールは、別人格のようにばかばかしくて幼稚で気持ちが悪い。
焼酎をちびちびと舐めながら、リアルタイムで増えていく文面のやりとりを眺める。
どうやら、あややは1時間の遅刻らしい。だけど、やつは、それでも大丈夫、全然平気、あややに早く会いたいなあと言い続けている。
ああ、ばかばかしい。


ばかばかしいって思うくらいなら、そんな男、やめたらいいのに、とノゾミは言う。そのとおりだ。だけど、人に取られると思うと燃えてしまう性質は、どうにもならないらしい。
部屋の中には、ネットオークションで買った使えないものが山積みになっている。何度も言うようだけど、もう自己嫌悪などしなくなった。開きなおった、ずうずうしくなったといえばそのとおりだけど、自由になったと言えばいいと思う。
物は言いよう、だと思う。

ノアールを一本くわえて火をつける。煙を吐き出しながら、さてさて、とわたしは呟く。
青く光るモニターが共犯者の笑みを浮かべて、微かに瞬いた。

■□■
焼酎に沈む梅の実もてあそび
さあこの恋をどう潰そうか

次回はこの物語から生まれた短歌をなにげなく更新



FC2無料ケータイHP