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第9回 選ばれる女の条件 4/4

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「うーん、微妙」

ノゾミは言った。うん、まさに、とわたしは頷く。別れる理由もないが、別に結婚する理由もない。

「結婚って何だろうね」
わたしがしみじみ呟くと、

「わー、それ、
 あっち側の人のセリフじゃん」

と、ノゾミが騒ぐ。

そのとき、ノゾミの携帯のメール着信音が鳴った。
「セイジがもうすぐ到着するって。やつにも聞いてもらおうよ」
「あの自分しか愛さないナルシス男に? 聞くだけ無駄でしょ」
「自分の方がまだまともだって確認できていいんじゃない?」
「ああ、言えてる」
わたしたちは、げらげら笑いながらセイジの到着を待つ。

月に一度、三人が集まるこの会に名前はついてない。ただ言えるのは、この会の居心地がいい間は、きっと誰も結婚なんてしないんだろう。

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選ぶ者選ばれる者選ぶ気がない者選ぶことを知らぬ者

突然ですが次号はやっぱり短歌五首をお届けいたします。



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