無料ケータイHP

サイトマップ

home pageマークがホームページ
edit pageマークが現在のページ

第15回 青信号 5/6

「こいつ、訳分からないでしょ。いつもこんな感じで唐突でさ」
拓哉は店員に懸命にフォローしている。彼にとって今フォローしたいものが目の前にいる見知らぬ店員だというのなら、好きなだけすればいい。わたしは立ち上がる。

日曜日の街は人で溢れかえっていた。カップルもいたし、一人で歩いている人もいた。なぜか制服の女子高校生たちもいたし、親子連れの姿もあった。わたしは彼らをかきわけながら足の向くまま歩いていく。どこに歩いていってもいいんだ、と思う。
この人混みの中、追いつかれることはないだろうが、どうせ電話がかかってきて、面倒くさいことになるのだろう。
信号待ちで立ち止まったついでに、電源を切ろうと携帯を取り出すと、メールが一件入っていた。ノゾミからだった。




FC2無料ケータイHP