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第1回 赤い酒 2/3

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だが、ノゾミは、ますます加速して喋り続ける。

「だからね、別のタイミングだったらよかったの。普通に喋ってるときとか、もしくは、プロポーズのあとからだってよかった。でもね、」
聞いてる? と迫ってくるノゾミの手から、そっとグラスを取り上げる。中の液体が激しく揺れている。
「うん、聞いてるから、
それで?」
「昨日、結婚しようって言われたの。
あたし舞いあがって、一瞬のうちに結婚式のドレスは何にしようかとか、
どんな家に住もうか、
インテリアどうしようか、
仕事はどうしよう、ああ、子供は二人欲しいかも、
そう、結婚指輪はシンプルだけど小さなダイヤの入ったものがいい、

なんて考えているときによ?

ぺろって髪の毛がなくなって、
実はこれ、かつらだったんだ、こんな俺でも結婚してくれるか
って言われたら…」



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